美馬市に行く
昨日は、吉野川流域で阿波藍の集散地として繁栄した脇町に行きました。脇町には火除け用のうだつをもつ商家や蔵が残っていて江戸時代の風情が漂っていました。
道の駅藍ランドうだつの敷地を抜けたらうだつの町並みで名高い南通りに出ました。軒を連ねている建物のほとんどが江戸後期から明治にかけて建てられたものだそうです。漆喰塗りの白壁に本瓦を載せたうだつは、裕福な商家の象徴にもなっていたそうです。中でも脇町きっての豪商として繁盛した吉田家住宅は建築内部も見学しました。「佐直」の屋号で幕末から明治にかけて栄えた藍商の屋敷です。主家、質蔵、藍の寝床などが中庭を囲んで立ち並び、贅を尽くした屋敷から往時の繁栄ぶりが偲ばれました。
一般に「うだつがあがらない」「うだつがあがる」と言われるうだつとは、火事の延焼を防ぐために、1階屋根と2階屋根の間に設けられた防火用の袖壁などのことです。設置には費用もかかり、経済力のある家に設けられたことが言葉の由来になっているようです。
他にも脇町劇場(オデオン座)も行ってみました。
うだつの町並み(昭和63年に全国で28ヶ所目の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。)
うだつ
オデオン座