国による都市計画の結果
15年前に旅行して以降、中国のイメージはあまり良くありませんでした。その時から上海は大都市でしたが、ものすごい交通渋滞で、空も灰色でした。北京は古い街でしたが、裏通りは汚れたままでした。
今では高速道路など道路網が発達していて、渋滞が少ないのです。以前の上海はものすごい渋滞でした。それには対策が立てられていました。上海ではまず車のナンバープレートが高価で140万円ぐらいするそうです。それも抽選があって当選しないと買えないそうなのです。それで乗っている車も普通車しか走っていません。高価なナンバープレートなので軽自動車には乗る人がいないのだそうです。北京ではナンバープレートの奇数か偶数かによって乗れる日が決まっているそうです。
さらに道路では車が走行する道路とバイクや自転車が走行する道路はきちんと分けられているのです。車道をバイクも自転車も通らないので車が走りやすいというわけです。そういうわけで渋滞緩和されたのだそうです。
住宅に関しては、新しいマンションがたくさん建設されていました。最近は億ションだそうでなかなか購入するのも大変らしいです。どうすれば買えるかというと古いマンションで立ち退き対象になると国から5000万円ぐらいの補償金が出るそうで、それと夫婦共働きでなんとか購入できるそうです。世界第2の経済大国の中国ですが、国の政策に関しては国民は蚊帳の外なので思考停止状態といっても過言ではありません。だから選挙など関係ないのです。
知らないということが幸せなのか、否かはわかりませんが、もしかしてさらに15年経ったらもっと変化しているかもしれません。
高速道路から見た風景
車窓から
上海市内